木と暮らす・木陰に暮らす

木と暮らす・木陰に暮らす

みなさまこんにちは。はしもとです。

皆様、木は好きですか?

私と打合せしたことがある方ならお分かりかと思いますが、

はしもとはコウヨウの中でも、トップスラスに木大好き人間です。

 

昔から、海より森派でしたし、大学は農学部の森林コースを出ています。

とにかく木に囲まれることが、落ち着く空間に繋がるだろうと思い、しごとをしています。

橋本邸に来たことがある方ならわかるかと思いますが、

床、天井など、かなりの量、木を使っています。

 

そんな木に囲まれた暮らしの体感をお伝えできればと思います。

 

我が家の無垢床 飫肥杉です。

 

①匂いがいい

自分の家って、ずっと住んでいると匂いがわからなくなると思います。

またはその家族特有のにおいに変わっていくと思います。

しかし、木をたくさん使う(特に、橋本邸は杉というのもあるかもしれませんが)と、匂いがずっと木なんですよね。たぶん、変わってないはず。(笑)

いわゆる、新築の匂いというものもしなかったです。これはおそらく漆喰のおかげ。

 

来ていただいた方にも、入った瞬間に「木のいい匂い~」って言われます。

また、明確に感じたのは正月明け。

1週間近く実家の広島に帰っていたので、久しぶりの我が家はとんでもなく木の匂いがしました。

これはいいです。

 

②肌感がいい

触れた時の感覚、というのはとても大事なんだろうと思います。

人間浮いて生活はできないですから。

無垢材、特に針葉樹系を使うと、柔らかさやさらさら感というものを強く感じれると思います。

フロアタイルの上から無垢床に移動しただけで、クッションの上に立ったような柔らかさを感じます。

 

実は人間の足は、それぐらい敏感に情報を感じ取っているんですね。

また、新建材に比べて圧倒的に温かみを感じやすいです。

それゆえに、家の中で素足でいても寒くありません。

逆に素足で居たいくらい。

 

③味が出てくる

これについては、賛否あるところかと。

無垢を嫌いな人は、とにかく傷つきたくない、新築のままのきれいな状態を維持したい、という方が多いと思います。味という意味が分からないなど。

わかる気もするのですが、10年20年たって、本当に美しさが出てくるものなんですよね。

新築時に見比べることができませんから、なかなか難しいところですが。

 

新建材(シート系フローリング)の良さは、安くて、柄が多く、硬い。

それゆえに傷つきにくいし、導入コストも低い。

ただ、経年変化がありませんので、どちらかというと褪せていく印象があります。

 

無垢床は、それなりにコストもかかる、柄や色も樹種次第、傷はつく。

しかし、それゆえに愛着がわきます。

傷つくとわかっているから大切にしようと心がけます。

例えば、最初からなんでもできる子供より、少しドジな子供の方が、面倒を見たくなる(上司と部下の関係でもそうですね)みたいな感じでしょうか。

自分が愛情もって手をかけた分だけ、10年、20年経ったときに、味が出ます。

ただ歳を取るんじゃなくて、いい歳の取り方をしようぜってことですね。

40~50歳ぐらいのダンディなおじさん、かっこいいですよね。そういうことです。

 

木材大好きゆえに、少し長くなってしまいました。

 

本当に話したかった内容はこれから。

先日よく行く植物屋さんで、かなり大きな観葉植物を買いました。

2.5m程度のエバーフレッシュです。

 

 

家の天井って2.4mのことが多いので、ここまで大きなものは吹き抜けの方限定になりそうですが、でかい植物いいですよ。

我が家はダイニングとソファの間の空間に置きました。

妻が「家の真ん中に木を生やしたい」

と言い始めたので、私も乗せられ。。

ソファの上に木があると、木陰で休んでいるような感覚になります。

我が家の土間空間もそうなのですが、家の中に外みたいな場所を作ると良いです。

人間は、本能的には外の落ち着く場所に出て行って休みたいのかもしれません。

土間空間。いわゆる中間領域。

春や秋の中間期は縁側的な使い方もできます。

 

家は人がくつろぐための器。

 

住んでいただく方が、真にくつろげる空間づくりを目指して、日々精進します。

だいぶ長くなりましたが、このへんで。

はしもとでした。

くらしを謳歌する